沖縄写真家シリーズ 琉球烈像 第4巻
大城弘明写真集地図にない村
大城弘明 写真
仲里効 解説
戸田ツトム 造本装幀
シリーズ : 沖縄写真家シリーズ 琉球烈像
[第1回配本] 記憶のなかの「ンマリジマ=生まれ故郷」を訪ねる旅路に、レンズは終わることのないイクサの闇を捉える。沖縄戦最大の激戦地のひとつ、三和村福地に生まれ育った写真家が眼差す、戦争の爪痕と政治の倒錯。死者を悼み死者とともに生きる日常から、怒号飛び交う激動の70年代、陽炎のように歪む日米同盟の現実まで、報道写真家としていまなお沖縄を撮り続ける氏の軌跡をはじめて集成した待望の作品集、モノクロ123点収録。
1950年沖縄県三和村(現糸満市)生まれ。岩波映画写真部助手を経て沖縄タイムス社入社。編集局写真部にて「路上のパンセ」「おきなわの祭り」を担当。「泣き崩れるお年より」で95年度九州写真記者協会ニュース部門賞受賞。写真展に「ぬじゅんIN沖縄・大和79」「こだわりの眼・写真で考える沖縄戦後史展」「カジマーイ12人の眼」ほか。共著に『沖縄島唄紀行』(小学館)。