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沖縄写真家シリーズ 琉球烈像 第8巻
中平卓馬写真集沖縄・奄美・吐カ喇1974-1978
中平卓馬 写真
八角聡仁 高良勉 倉石信乃 解説
戸田ツトム 造本装幀
シリーズ : 沖縄写真家シリーズ 琉球烈像
[第7回配本] 沖縄とヤマトが出会い重なりあう不可視の境界を求めて南を目指した写真家が見たものは、無際限にやさしく、しかしその静けさをもって彼を突き放す孤立した島々だった。1977年の記憶喪失に至る病をはさみ、涯てなき地平・暗闇への志向が陽光をあびる表層への眼差しに変化してゆく作品群を収録。未発表作多数含む104点(カラー74点)。
※「吐カ喇」の「カ」は、「口へん」に「葛」
中平卓馬(なかひら・たくま)
1938年、東京生まれ。東京外国語大学卒、雑誌編集者を経て写真家。68年、多木浩二らと同人誌「プロヴォーク」創刊。77年、言語・記憶に障害を負うが、翌78年には活動を再開、現在に至る。写真集に『原点復帰――横浜』『来たるべき言葉のために』(オシリス)『都市 風景 図鑑』(月曜社)『Documentary』(Akio Nagasawa Publishing)ほか。