21世紀における芸術の役割
定価:本体2,800円+税
ISBN:978-4-624-71090-3
ISBN[10桁]:4-624-71090-8
発行日:2006年1月21日
判型:A5判並製
ページ:328
Cコード:C0070
小林康夫 編
2002年から2005年の4年間、小林康夫氏がモデレータをつとめ、神奈川県立音楽堂で行なわれた講演・討論・音楽パフォーマンスなどを収めた講演集。美術・建築・音楽・ダンス・文学・宗教学そしてサイエンスまで、豪華パネリストによる、芸術論の最前線。第1回「都市と芸術」(安藤忠雄・野平一郎・沼野雄司)、第2回「『西欧』の限界を超えて――音律から読む芸術の未来」(中沢新一・藤枝守・佐藤俊二・鶴岡真弓)、第3回「科学と芸術の対話」(中村桂子・池内了・猿谷紀郎・宮田まゆみ)、第4回「いま、〈過激〉を問う――現代芸術の創造的破壊について」(岡崎乾二郎・一柳慧・中川賢一・山田うん)。第5回「いま、芸術とはなにか?」(川俣正・相内啓司・住友文彦・一柳慧/2006年1月21日に開催予定)。
はじめに──一柳慧(作曲家・ピアニスト、財団法人神奈川芸術文化財団芸術総監督)
第1回 都市と芸術
安藤忠雄+野平一郎+沼野雄司+小林康夫
introduction 都市と芸術──小林康夫
感性を磨け──安藤忠雄
都市と音楽・二十世紀のパリ──野平一郎
Discussion 都市と芸術──安藤忠雄+野平一郎+沼野雄司+小林康夫
第2回 「西欧」の限界を超えて
中沢新一+藤枝守+佐藤俊二+ローラン・テシュネ+鶴岡真弓+小林康夫
introduction 「西欧」の限界を超えて──小林康夫
耳のための、小さな革命──中沢新一
古典調律の多様性へ──藤枝守+佐藤俊二+ローラン・テシュネ
intermezzo 耳で世界を発見する──藤枝守+佐藤俊二+中沢新一+小林康夫
「装飾的思考」で世界を組み立てて表現する──鶴岡真弓
Discussion 「西欧」の限界を超えて──中沢新一+藤枝守+鶴岡真弓+小林康夫
第3回 科学と芸術の対話
池内了+中村桂子+宮田まゆみ+猿谷紀郎+小林康夫
introduction 「科学と芸術の対話」に向けて──小林康夫
笙の「調子」について──宮田まゆみ
intermezzo 1 笙、宇宙と対話する楽器──宮田まゆみ+池内了+小林康夫
宇宙の形──池内了
彦+小林康夫
introduction いま芸術とはなにか?──小林康夫・
何のための芸術か──川俣正
「The muses/いま芸術とはなにか?」と「誰のための芸術か?」について──相内啓司
複雑で便利な時代と見えなくなるアート──住友文彦
いま、芸術とはなにか?──芸術の倫理化に向けて──小林康夫
編者あとがき──小林康夫
音楽堂シンポジウム《21世紀における芸術の役割》開催の記録
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