言振り
琉球弧からの詩・文学論
高良勉 著
琉球文化論の旗手のひとりで詩人でもある著者による、山之口貘をはじめとする琉球の主要詩人・歌人たちの紹介、批評と評論を中心に、琉球と関係の深い現代詩人や作家(吉本隆明、谷川雁、島尾敏雄、藤井貞和など)を琉球との関係において論評する、琉球発の独自の視角にもとづく現代詩人・文学論。沖縄タイムス出版文化賞を受賞した『魂振り――琉球文化・芸術論』(2011年刊)の姉妹篇。
Ⅰ琉球弧からの詩・文学論
Ⅱ琉球弧の詩人・作家論
Ⅲアジアの詩・文学論
高良 勉(たから・べん)
詩人・批評家。沖縄大学客員教授。元県立高校教諭。1949年沖縄島南城市玉城生まれ。前日本文芸家協会会員。日本現代詩人会会員。詩集『岬』で第7回山之口貘賞受賞。1985年沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞。2012年第46回沖縄タイムス芸術選賞大賞・文学受賞。著書に、第7詩集『絶対零度の近く』、第8詩集『ガマ』、NHK生活人新書『ウチナーグチ(沖縄語)練習帖』、岩波新書『沖縄生活誌』、第3評論集『魂振り――琉球文化・芸術論』など多数。