東日本大震災以後の海辺を歩く
みちのくからの声
原田勇男 著
ジャンル : 社会
ジャンル : ドキュメント >> 記録・ルポルタージュ
仙台在住の詩人が、3・11以後の被災地を歩き、見て、現場の声に耳を傾け、大震災のいまだ癒えぬ傷跡と向き合う言葉を模索する。
「未来」連載「みちのくからの声」(2013年11月~2014年10月号)をベースに、書き下ろし「女川原発をめぐって」なども収録。
大自然の脅威と人間の英知
Ⅰ 震災後の昼と夜
Ⅱ 石巻の被災地で
Ⅲ 仙台市荒浜の海辺で
Ⅳ 天災と人災
震災直後のコラム
①自然と文明のバランスを
②宇宙からの通信
震災と向き合う言葉
①鎮魂と地域再生
②人々の魂に響くもの
③国際交流と言葉の力
インドの詩人たちと震災詩を朗読――東日本大震災六ケ月祈念詩歌の会
台日文学者交流会に参加して
鎮魂と復活――照井翠句集『龍宮』をめぐって
「鳥の目」をもつ――詩人としてできること 東日本震災以後の表現をめぐって
芸術のもつ不思議な力を味わう――上野憲男展(何必館・京都現代美術館)を観て
女優園井恵子と核廃絶
被災の個人的な体験を語り合う
鎮魂と警鐘――尾花仙朔氏の詩業について
みちのくからの声
オリンピックどころではない
消えていく震災遺構
巨大防潮堤と海辺の生活(くらし)
海岸に森の防潮堤を
民衆詩派の詩人白鳥省吾(しろとりせいご)の末裔
未来への言伝(ことづて)をもって生きていく
子どもの視点から震災を考える
「ことばを観る映画」で震災を記録する
福島第一原発事故で失われたもの
後の世に継承する東日本大震災の記録
ひとり語り、ときどき芝居で『東北物語』を紡ぐ
いま夢の帆は風をはらんで――政宗と常長
女川原発をめぐって
原田勇男(はらだいさお)
1937年10月11日東京生まれ。
岩手県岩手郡松尾村(現八幡平市)、松尾鉱山(閉山)で育つ。
盛岡工業高校普通科、早稲田大学卒業。1968年、東京から仙台市へ移住。
元スポーツ業界紙編集長、東日本大震災後フリーライター。詩人。
日本現代詩人会、日本文藝家協会会員、日本現代詩歌文学館振興会評議員、宮城県芸術協会、宮城県詩人会会員。詩誌「THROUGH THE WIND」「舟」同人。
《著書》
詩集『北の旅』(「匣」同人会)、『炎の樹』(青磁社)、『火の奥』(沖積舎)、『サード』(ありうむ出版)、詩画集『夢の漂流物』(画・上野憲男、創童舎)、詩集『エリック・サティの午後』(創童舎)、『水惑星の北半球のまちで』(書肆みずき)、『何億光年の彼方から』(思潮社)、『炎の樹連祷』(思潮社)、『かけがえのない魂の声を』(思潮社)。
大地の哲学
アイヌ民族の精神文化に学ぶ
ジャンル : 社会 >> 文化論・カルチュラルスタディーズ
小坂洋右 著
定価: 本体2,200円+税 ISBN: 978-4-624-41100-8 発行日: 2015年8月4日