私の人生の年代記 ストラヴィンスキー自伝
イーゴリ・ストラヴィンスキー 著
笠羽映子 訳
シリーズ : 転換期を読む
〔転換期を読む16〕 『春の祭典』で知られる異才がその半生を語る。音楽との出会いから、戦争と革命の衝撃、ディアギレフ、ニジンスキーらとの創作の日々、世界を駆けめぐる演奏旅行の幕開けまで。ベル・エポックが終りを告げるヨーロッパとジャズ・エイジのアメリカを結ぶ音楽家の軌跡。
最初の印象
青年期
バレエ・リュスの時期
戦後の数年
『エディプス王』から『妖精の接吻』へ
ディアギレフの死以降
イーゴリ・ストラヴィンスキー(Igor Fyodorovitch Stravinsky)
1882年生まれ、ロシアの作曲家、指揮者、ピアニスト。ロシア・バレエ団のために作曲した『火の鳥』(1910年)『ペトルーシュカ』(1911年)『春の祭典』(1913年)で作曲家としての地位を確立。1939年にアメリカ合衆国に移住、1971年、ニューヨークにて死去。
笠羽映子(かさば・えいこ)
東京藝術大学卒、音楽学博士。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。訳書にストラヴィンスキー『音楽の詩学』(未來社)『ブーレーズ作曲家論選』(筑摩書房)『ブーレーズは語る』(青土社)『ドビュッシー書簡集1884-1918』(音楽之友社)ほか。