有賀喜左衞門著作集 別巻 有賀喜左衞門研究
中野卓 柿崎京一 米地実 編
シリーズ : 有賀喜左衞門著作集
対談・論文・月報寄稿文の3部にて構成。論文寄稿者は中村吉治・小池基之・武笠俊一・岩本由輝・米地実・平野敏政・山本鎮雄・嶋田隆・中野卓。月報寄稿文は、理論・方法論/研究交流(史)の記録/学問上の助言・啓発/師・学者(有賀)人物評、回想の4部に分けた。付:全著作集所収の著作と刊行年一覧
第一部(対談)
社会学への道――『有賀喜左衞門著作集』刊行に寄せて……有賀喜左衞門 中野 卓
人・思想・学問……池上隆祐 中野 卓
第二部(論文)
有賀喜左衞門の資質の形成……中村吉治
有賀先生の学風――「小作料の原義」をめぐって……小池基之
実証研究における理論的飛躍について――有賀喜左衞門『農村社会の研究』改訂の意義……武笠俊一
有賀喜左衞門と柳田国男……岩本由輝
「生活」把握の一つの方法――有賀喜左衞門の場合……米地 実
有賀喜左衞門――家と先祖と氏神……平野敏政
有賀先生の『日本婚姻史論』によせて……山本鎮雄
有賀先生から学びつつあるなかで……嶋田 隆
最後のコミュニケーション……中野 卓
第三部 有賀喜左衞門著作集 月報寄稿文
(一)理論・方法論
永原慶二/永井道雄/中根千枝/黒﨑八洲次良/関 敬吾/直江広治/大間知篤三/児玉幸多/矢木明夫/小池基之
(二)研究交流(史)の記録
喜多野清一/竹内利美/中野 卓/櫻田勝徳/岡 正雄/森岡清美/宮本馨太郎/山本 登
(三)学問上の助言・啓発
木下 彰/嶋田 隆/永島福太郎/内山政照/高橋明善
(四)師・学者(有賀)人物評、回想
中村吉治/福武 直/岡田 謙/下村寅太郎/村田武雄/余田博通/秀村選三/池上二良/北川隆吉/間 宏/有賀喜左衞門
付 全著作集所収の著作と刊行年一覧
有賀喜左衛門(あるがきざえもん) 1897-1979年。社会学者。日本の農村社会を独自のイエ・ムラ理論によって考究し、農村社会学の理論的確立を行なった。東京教育大学教授、慶應義塾大学文学部教授、日本女子大学学長を歴任。