早川孝太郎全集第十一巻 民俗研究法・採訪録
定価:本体7,500円+税
ISBN:978-4-624-90111-0
ISBN[10桁]:4-624-90111-8
発行日:2000年8月26日
判型:A5判上製函入
ページ:556
Cコード:C3339
宮本常一 宮田登 須藤功 編集
早川孝太郎 著
シリーズ : 早川孝太郎全集
民俗事象を把握する鋭い感覚と類いまれな民俗採訪の能力で名著『花祭』『三州横山話』『古代村落の研究 黒島』『農と祭』などを著した早川孝太郎は、農業発展・農家経営の向上にも力を注いでいた。本巻にはそうした早川の民俗研究の目的・調査姿勢が示される著作約60篇を「研究法と調査」「家と民具」「採訪と聞書」に構成して収録する。
研究法と調査
民間伝承の採集
民俗研究の一つのゆき方
資料採集の潮時
民俗採訪余事
民俗採集法
外貌と内容
樹木と色
鳥追い行事のもつ特異性
伝承保有者の一面
伝承者のこと
民俗学と常民
事実の普遍性
東北民俗の調査研究
鹿児島県の民俗
家と民具
オージという地名
「おかた」という家のこと
家名のこと
あみだ屋敷
再び屋敷のこと
日本の家
日本の農家
農家と生活に
いわゆるオヂボーのこと
女性生活史の一部面-タヤのこと-
女性と家
いろりの座席
爐辺
薪のことなど
竈屋のこと
日本の鍬
鍬と鎌=鍬鎌は「百姓の表道具」
れんじゃく其他-農村生活器具図説-
雪具考
かんろく羽織
夜衾のこと
もんぺの話
器物の名称について
マルゼ