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書籍詳細

田中浩集 第十巻

思想学事始め

思想学事始め

定価:本体7,500円+税

ISBN:978-4-624-90050-2

発行日:2015年4月7日

判型:A5上製函入

ページ:428

Cコード:C0331

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田中浩

ジャンル : 全集・著作集 >> 政治・法

シリーズ : 田中浩集

〔第十回配本〕 全十巻完結!
思想史研究者としての歩みをつづったユニークな自伝。戦前の幼年期と陸軍経理学校における成長と挫折、そして敗戦を経て、戦後に政治思想・民主主義思想の研究者になるまでをたどる。これまで自分を衝き動かしてきた問題意識とは何か、研究者としての道を支えてくれたのは何であったのか、思想史研究の意義とは――みずからの原点を開示した最終配本。

目次

 はじめに――「世界の歴史」と「自分の歴史」(如是閑)

第一部 敗戦から「哲学」専攻をめざすまで――「玉音放送」・「東亜連盟」・「旧制高校時代」
 第一章 敗戦の日から帰郷まで
 第二章 「東亜連盟」運動から「旧制佐高」(文科乙類)入学まで
 第三章 旧制高校から「哲学」専攻を定(き)めるまで
 第四章 ホッブズ研究をめざして

第二部 近代政治思想研究の歩み――ホッブズ・シュミット・如是閑
 はじめに
 第一章 研究の時代区分(総論)
 第二章 トマス・ホッブズ研究について
 第三章 カール・シュミット研究
 第四章 如是閑研究について

第三部 現代史研究――世界と日本――へ向けて


著者略歴

田中浩(たなか・ひろし)
1926年佐賀県生まれ、一橋大学名誉教授、聖学院大学大学院教授。政治学・政治思想。本シリーズ収録著作のほか、共訳書にホッブズ『リヴァイアサン』『哲学者と法学徒との対話』、シュミット『政治的なものの概念』『政治神学』など多数。