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書籍詳細

田中浩集 第七巻

ヨーロッパ・近代日本 知の巨人たち

ヨーロッパ・近代日本 知の巨人たち

定価:本体6,800円+税

ISBN:978-4-624-90047-2

発行日:2013年4月15日

判型:A5判上製函入

ページ:382

Cコード:C0331

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田中浩

ジャンル : 全集・著作集 >> 政治・法

シリーズ : 田中浩集

〔第3回配本〕 こんにちのEUへと引き継がれるヨーロッパ民主主義思想の歴史をアリストテレスからホッブズを経てマルクス、ラスキへと辿る第一部、明治維新から戦後民主改革に至る日本近代化の歴史を勝海舟、坂本竜馬から福澤諭吉を経て丸山眞男へと辿る第二部で構成。思想史に名を残す巨人たちの生涯をダイナミックに描きだす。

目次

第一部 ヨーロッパ・知の巨人たち
 序章 EU(ヨーロッパ連合)が二一世紀を先導する
 第一章 民主主義思想の原型 アリストテレス
 第二章 ローマ世界と近代思想への架橋 キケロー
 第三章 ルネサンスと「新」君主論 マキャヴェリ
 第四章 宗教改革 ルターとカルヴァン
 第五章 国際法の父 グロティウス
 第六章 近代国家論の祖 ホッブズ
 第七章 議会制民主主義の定礎者 ロック
 第八章 人民(国民)主権論の登場 ルソー
 第九章 自由民主主義の形成 ベンサム
 第十章 古典的自由主義と新自由主義のはざまにあって ミル
 第十一章 社会主義は生き残れるか マルクス
 第十二章 社会民主主義とはなにか ラスキ
 第十三章 EU(ヨーロッパ連合)から学ぶこと
 終章 「普遍的」思想を欠く日本人へ問いかける

第二部 「第三の開国」は可能か
 序章 「二つの開国」から学ぶこと――二一世紀日本の再生へ向けて
 第一章 幕藩体制の墓堀人 勝海舟
 第二章 「明治維新」の仕掛け人 坂本竜馬
 第三章 明治政府の創設者 大久保利通
 第四章 明治国家体制の「生みの親」 伊藤博文
 第五章 骨太の民権政治家 大隈重信
 第六章 民権運動の先導者 板垣退助
 第七章 自由・独立な知識人の成立 福澤諭吉
 第八章 日本の百科全書学者(アンシクロペディスト) 田口卯吉
 第九章 自由国民主義者 陸羯南
 第十章 「大正デモクラシー」と民本主義 吉野作造
 第十一章 「社会的」民主主義 長谷川如是閑
 第十二章 戦後日本の設計者 吉田茂
 第十三章 戦後思想の羅針盤 丸山眞男
 終章 「失われた十年」から「第三の開国」へ――「意識の改革」こそ先決

著者略歴

田中浩(たなか・ひろし) 1926年佐賀県生まれ、一橋大学名誉教授、聖学院大学大学院教授。政治学・政治思想。本シリーズ収録著作のほか、共訳書にホッブズ『リヴァイアサン』『哲学者と法学徒との対話』、J・S・ミル『自由論・代議制統治論』、シュミット『政治的なものの概念』『政治神学』など多数。