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田中浩集 第六巻
日本リベラリズムの系譜
田中浩 著
シリーズ : 田中浩集
〔第4回配本〕近代デモクラシーの中核であるリベラリズムは日本においていかに受容され、いかに国家主義と闘い、いかにその理論を革新・拡大してきたのか。明治啓蒙期・大正デモクラシー期・戦後民主改革期を先導した思想家たちの業績を徹底的に検証し、その理論的継承関係を明らかにする。
第一部 日本リベラリズムの系譜
第一章 リベラリズムとはなにか
第二章 福澤諭吉と自由民主主義
第三章 長谷川如是閑と「社会的」民主主義
第四章 丸山眞男と戦後民主主義
第二部 現代日本と自由主義
第五章 明治前期におけるヨーロッパ政治思想の受容状況
第六章 日本の「アダム・スミス」 田口卯吉
第七章 「自由国民主義者」 陸羯南
田中浩(たなか・ひろし) 1926年佐賀県生まれ、一橋大学名誉教授、聖学院大学大学院教授。政治学・政治思想。本シリーズ収録著作のほか、共訳書にホッブズ『リヴァイアサン』『哲学者と法学徒との対話』、シュミット『政治的なものの概念』『政治神学』など多数。