ドキュメンタリー映画は語る
作家インタビューの軌跡
定価:本体4,800円+税
ISBN:978-4-624-71091-0
ISBN[10桁]:4-624-71091-6
発行日:2006年10月5日
判型:A5並製
ページ:494
Cコード:C0074
山形国際ドキュメンタリー映画祭東京事務局 編
1989年にアジア初の国際ドキュメンタリー映画祭として始まった山形国際ドキュメンタリー映画祭の機関誌「Documentary Box」に14年間連載された、長期にわたる貴重なインタビュー・シリーズ。戦前のメーデー、従軍記録から成田空港建設反対闘争、水俣病、オウム真理教、若者にひろがる右翼運動まで――ドキュメンタリー映画は何を捉えてきたのか。そしていま注目されるセルフ・ドキュメンタリーは何を訴えているのか。日本ドキュメンタリー映画の歴史をたどりながら、その多様性と可能性、映画がといかける問題系がうかびあがる――。
はじめに 矢野和之
第1部 日本ドキュメンタリー映画の黎明
序 阿部マーク・ノーネス
プロキノ(日本プロレタリア映画同盟)小森静男、能登節雄
――聞き手:牧野守、アーロン・ジェロー
亀井文夫――解説・構成:牧野守
第2部 岩波映画と出身監督たち
序 安井喜雄
羽田澄子――聞き手:阿部マーク・ノーネス
土本典昭――聞き手:アーロン・ジェロー、安井喜雄
黒木和雄――聞き手:安井喜雄
時枝俊江――聞き手:今泉文子
第3部 個から共同体へ、共同体から個へ
序 石坂健治
原一男――聞き手:アーロン・ジェロー
佐藤真――聞き手:阿部マーク・ノーネス
森達也――聞き手:藤岡朝子
第4部 実験映画と個人映画
序 村山匡一郎
鈴木志郎康――聞き手:阿部マーク・ノーネス
松本俊夫――聞き手:アーロン・ジェロー
大木裕之――聞き手:アーロン・ジェロー、門間貴志
川口肇――聞き手:アーロン・ジェロー
第5部 孤高の監督たち
序 岡田秀則
柳澤壽男――聞き手:阿部マーク・ノーネス
松川八洲雄――聞き手・構成:日向寺太郎
第6部 交差する視線
序 門間貴志
高嶺剛――聞き手:仲里効
呉徳