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デュラス×ミッテラン対談集 パリ6区デュパン街の郵便局
マルグリットデュラス フランソワミッテラン 著
坂本佳子 訳
フランスの作家M・デュラスと第21代大統領F・ミッテランの対談集。対談は1985年から翌年にかけて行なわれ、フランスの社会、文化、自然、歴史、内政や外交等を広く対象としている。なかでも第二次世界大戦中のレジスタンス運動とナチス強制収容所被収容者の救出活動に費やされる一年ほどのあいだに起こった、数々の出来事の回想部分が圧巻である。作家デュラスの文学の背景にあるさまざまな事実がおのずとあぶり出され、作家研究としても重要であるとともに、大統領ミッテランの政治体験や政治思想の一面なども克明に知ることのできる、重要なドキュメント。
第1章 デュパン街の郵便局
第2章 海の手前の最果ての場所
第3章 天と地
第4章 アフリカ、アフリカ
第5章 ヌーヴェル・アングレーム
マルグリット・デュラス(1914-1996)フランスの作家。自伝的小説『愛人』でゴンクール賞受賞。
フランソワ・ミッテラン(1916-1996)フランスの政治家。第21代フランス大統領。
坂本佳子(さかもとよしこ)相模女子大学学芸学部メディア情報学科教授。フランス地域文化研究専攻