母と私の老い支度
定価:本体1,600円+税
ISBN:978-4-624-50113-6
ISBN[10桁]:4-624-50113-6
発行日:1995年8月18日
判型:四六
ページ:222
Cコード:C0036
森南海子 著
リフォームデザイナーの草分けとして着やすさを追求してきた著者が、高齢の母親との日常を軸に、体にやさしい服づくりを工夫しつつ老いの問題を考える。(作り方26点イラスト入)
プロローグ
I 母の老い支度
夏から秋へ
夏──風を着るブラウス
秋──行き違い
夜寒の散歩──母から“風流”をうばったのは
わが家の「嫁おどし」──暖かい半天をもう一枚
母の“挑戦”──朱色の数珠と人形
ゆっくり──母のいらだちと私・
老いをふせぎあう
店構え
通帳と印鑑
母と私と娘と猫
母の作った大座布団
早朝の「パシッ」と「バチン」
座布団にこめられた人情
湯上がりは足元しっかり・
入れ歯のリフォーム
むくんだのかふとったのか
タイツ利用のレッグウォーマーは語る
肩おおい・ひじ当て・ひざ当て
ワイシャツ
夕暮れは人恋しさの限界
雨中の散歩と夏半天
老いはおあづけ
II 母と私の一大事
母の入院──その1 やっと納得して
母の入院──その2 寝間着で笑顔
母の入院──その3 「おばあちゃん」という呼び名
母の入院──その4 「和」から「洋」への変身
母の入院──その5 手術へのみがまえ
母の退院──再びの日常生活
きものともんぺ
家でも「和」から「洋」へ
III ひとつの食卓で
食卓をつぎはぐ──1 ホットケーキの気恥ずかしさ
食卓をつぎはぐ──2 親子丼はだし