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友人のあいだで暮らす
北カリフォルニアのパーソナル・ネットワーク
定価:本体6,800円+税
ISBN:978-4-624-40052-1
ISBN[10桁]:4-624-40052-6
発行日:2002年12月25日
元版年:2002
判型:A5
ページ:558
Cコード:C0036
クロード・フィッシャー 著
松本康 前田尚子 訳
都市生活は、人びとの思考様式、個人的関係、社会的行動様式をどのように変化させていくのか。それは、近代社会が社会的パターンをどのように変化させてきたかという問題であると同時に、友人関係、ライフスタイル、コミュニティへの関与という身近な事柄とも関わりあう事柄でもある。本書では、人びとの個人的関係の形式と内容を詳細に追い、社会的ネットワーク研究のいくつかの一般的な論題についても扱いながら、都市にまつわる争点を検証していく。
日本語版への序文
序 文
謝 辞
第1章 パーソナル・コミュニティ
パーソナル・ネットワーク
社会的世界
アーバニズム
テーゼ/対抗テーゼ
第I部 環 境
第2章 コミュニティ、住民、そしてなぜ彼らはそこにいたのか
場所と時代
地方と時代/コミュニティ/都市度
誰 が
誰がどこに住んでいたか──それはなぜか
誰がどこに住んでいたか/移動の理由
第3章 パーソナル・ネットワーク──概観
ネットワークの測定
技法
ネットワークの記述
規模/社会的文脈
第II部 第一の争点
第4章 アーバニズムと心理的緊張
心理的な気分
その他の研究
幸福感
結 論
第5章 アーバニズムと社会的関与
孤立した人びと
全体としての社会的関与
関係の質
その他の研究
なぜ違いがないのか
結 論
第6章 アーバニズムと伝統的価値
争点と議論
崩壊と解放/批判/下位文化理論
社会的態度
都市度と伝統主義
都市度、ネットワーク、伝統主義
結 論
第III部 個人的関係の社会的文脈
第7章 親 族
親族関係
都市度と親族関係
集合的効果
結 論
第8章 非親族
非親族全体への関与
都市度と非親族
第13章 個人的関係の空間的次元
空間的な分散の概観
地域コミュニティとの紐帯
地域で活動的なことと一戸建て住宅に住むこと/コミュニティ特性
広域的なコミュニティとの紐帯
コミュニティによる相違
遠距離の交際相手
含 意
知覚された親密さ/交換/主観的評価
結 論
第14章 個人的関係の同質性──ライフサイクルの段階
同質性の概観
都市度と年齢
都市度と婚姻状態
帰 結
結 論
第V部 下位文化
第15章 アーバニズムと下位文化の発達
議 論
下位文化と都市
下位文化の諸機関
下位文化における個人
第16章 下位文化への関与──エスニシティと宗教
エスニシティ
成員帰属/社会的関与の深さ/特定の集団/結論
宗 教
信者になる/社会的関与の深さ/宗教的関与のその他の側面/結論
第17章 下位文化への関与──職業と娯楽
仕事関係
成員帰属/社会的関与/その他の関与の次元/結論
主婦に関するノート
娯 楽
成員帰属/社会的関与/関与についての別の指標/要約
下位文化への関与──概観
第18章 下位文化──都市公共生活における疎外
公共の場での振る舞いと私的な場での振る舞い
下位文化の