甘藷の歴史
定価:本体2,000円+税
ISBN:978-4-624-22106-5
ISBN[10桁]:4-624-22106-0
発行日:1962年10月13日
判型:四六
ページ:214
Cコード:C0339
宮本常一 著
シリーズ : 日本民衆史
〔日本民衆史〕日本にサツマイモが入って来たのは近世の始めであるといわれる。以後、日本人の食生活の上で占める甘藷の位置はかなり高い。本書は農業史で等閑視される甘藷の再評価を迫る。
はしがき
一 アメリカ発見と甘藷
二 甘藷琉球に伝わる
三 ウイリアム・アダムスと甘藷
四 親民鑑月集
五 紀伊・瀬戸内海への伝播
六 宮崎安貞
七 貝原益軒
八 薩摩坊ノ津
九 鉄砲伝来
一〇 鹿児島への甘藷の再来
一一 陶山鈍翁と対馬の甘藷
一二 下見吉十郎
一三 井戸平左衛門
一四 青木昆陽
一五 各地への甘藷の伝播
一六 甘藷の品種の多様化
一七 殻寄せ奉公
一八 貧しきものの生きがい
一九 甘藷の地方名
二〇 甘藷の食べ方
二一 明治維新後の甘藷