咸臨丸海を渡る
曽祖父・長尾幸作の日記より
定価:本体4,500円+税
ISBN:978-4-624-11141-0
ISBN[10桁]:4-624-11141-9
発行日:1992年11月15日
判型:四六
ページ:532
Cコード:C0021
土居良三 著
1860年咸臨丸は日本の船として初めて太平洋横断に成功。この壮挙の実相と乗組員の実像を、曽祖父の日記等の一次史料によって再構成した大冊。
序章 曽祖父の日記──幕末軍艦咸臨丸──
第一章 咸臨丸出航まで──軍艦奉行たち──
別船仕立の建議
別船仕立の実現
ブルック大尉一行の乗船
第二章 太平洋横断の航海──鴻目魁耳──
品川、横浜、浦賀
冬の北太平洋へ
ブルックと万次郎の友情
一路サンフランシスコへ
第三章 アメリカ滞在と帰航──初めての日本人たち──
サンフランシスコ上陸
メア・アイランドの日々
再びサンフランシスコにて
帰航
第四章 咸臨丸の人々──福沢諭吉の手紙──
佐々倉桐太郎 中浜万次郎
浜口興右衛門 小永井五八郎
鈴藤勇次郎 岡田井蔵
小野友五郎 根津欽次郎と小杉雅之進
伴鉄太郎 赤松大三郎
松岡磐吉 牧山修卿と木村宋俊
肥田浜五郎 秀島藤之助
山本金次郎 大橋栄次と齋藤留蔵
吉岡勇平 木村と勝・福沢
第五章 長尾幸作の一生──亜行記録──
生い立ちと勉学
上海密行
尾道の人土居咲吾
終章 サンフランシスコ再訪──水夫たちの墓──
あとがきにかえて
参考文献