布施辰治外伝
幸徳事件より松川事件まで
定価:本体2,500円+税
ISBN:978-4-624-11038-3
ISBN[10桁]:4-624-11038-2
発行日:1974年12月5日
元版年:1974
判型:四六
ページ:296
Cコード:C0023
布施柑治 著
1880年、宮城県石巻市(現在)に生まれた弁護士・布施辰治は、1906(明治39)年の東京市電法廷闘争以来、朝鮮独立運動結社・義烈団、ギロチン団、金子文子・朴烈、朴憲永らの朝鮮共産党事件、日本共産党三・一五検挙、三鷹・松川事件、血のメーデー事件などを弁護。大杉栄・伊藤野枝虐殺の摘発糾弾にも献身するなど、1953(昭和28)年74歳で没するまで、アナキスト、共産主義者、朝鮮人、小作人、労働者など民衆のための不屈の弁護士として生き、かつ闘った。元新聞記者の長男により、エピソード、日記、手紙、詩句などをとりまぜて辰治の活動と人柄を浮き彫りにしようとした「外伝」。没後50年を記念して復刊。
まえがき
第一章 民衆の弁護士たらんとして
はじめに
第一節 “自己革命”の宣言
第二節 関東大震災当時の刑務所訪問
第三節 台湾二二五時間の奮闘──二林農民事件と全島巡回講演
第四節 東京と京城(ソウル)の間──朝鮮共産党弾圧の最初の大公判
第五節 闘争の中の怒りと友情──日本共産党事件をめぐって
第二章 日記“奥の入会紀行”──岩手の大自然と入会山の慣行
第三章 不思議な刑事事件と被告たち
はじめに
第一節 “殺し屋”は同一人だったか
第二節 警部が演出させた監房の幽霊
第三節 救世軍士官の偽装心中事件
第四節 強盗殺人の犯人は警察署長か
第五節 無罪の立証を目前に死刑判決
第六節 自作農へのあこがれが生んだ殺人
第七節 修行僧の信仰と殺人未遂事件
第八節 二人の朝鮮青年の不運と陪審裁判
第四章 太平洋戦争後の弾圧と法廷活動
はじめに
第一節 “食糧メーデー”のプラカード事件
第二節 東洋時計と愛光堂の生産管理
第三節 民族教育弾圧の神
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