インドと非インド
インド史における民族・宗教と政治
定価:本体8,500円+税
ISBN:978-4-624-10045-2
ISBN[10桁]:4-624-10045-X
発行日:2007年8月27日
判型:A5上製
ページ:430
Cコード:C3022
荒松雄 著
わが国インド史研究の礎を築いてきた著者の『インドの「奴隷王朝」──中世イスラム王権の成立』につづく論文集。13世紀インドに「非インド人」であるイスラム教徒のトルコ・アフガン系征服者による王権支配が成立した後の、インドにおけるイスラム社会の形成と展開、ヒンドゥー社会への影響をはじめ、イギリス植民地時代、独立後も絶えずインド史の重要問題の根源にある民族・宗教と社会・政治権力のあり方をめぐる諸論考を収録。
第I部 ムスリム支配下における政治と宗教
第一章 ムスリム支配成立期における政治権力と宗教
1 はじめに
2 インドにおけるイスラムの浸透の諸契機
3 軍事的征服・政治的支配とイスラムの宗教
1 アラブ勢力のインド征服の場合
2 トルコ系ムスリム勢力の西北インド侵入と支配
4 インド人の改宗とイスラム宗教者の活動
5 ムスリム支配とインド社会
第二章 ムスリム支配下における宗教と政治権力
1 トルコ人の侵入・征服と宗教
2 ムスリム支配の成立とイスラム
1 サルタナットの成立とインド社会
2 サルタナット期におけるスーフィーの活動
3 ムガル帝国期における政治権力と宗教
1 ムガル支配層とイスラムの宗教
2 イスラム正統派とスーフィーズム
3 ムガル権力への抵抗とイスラム
4 おわりに──イスラム思想と政治・社会
第三章 デリー現存の墓建築とローディー支配層──トルコ人とアフガン人
1 はじめに
2 サルタナットの首都の変遷と支配層の民
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