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書籍詳細

インドの「奴隷王朝」

中世イスラム王権の成立

インドの「奴隷王朝」

ISBN:978-4-624-10043-8

ISBN[10桁]:4-624-10043-3

発行日:2006年1月7日

判型:A5判上製

ページ:402

Cコード:C3022

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荒松雄

ジャンル : 歴史 >> 東洋史・アジア史

13世紀、トルコ系征服者により、デリーを都として成立したインド最初のイスラム王朝は、その権力の頂点に立つスルターンはじめ有力者・貴族の多くが宮廷奴隷出身者であったことから「奴隷王朝」(1206-90)と呼ばれる。本書は、特異な社会・権力構造をもつこの「奴隷王朝」の支配層に関する歴史的論考の集成である。

目次

はじめに

序説 インドにおけるムスリム支配
 1 「中世インド」と「イスラム-インド」
 2 王朝支配の変遷と民族・宗教
 3 支配体制と社会関係
 4 宗教と政治・社会


第I部 奴隷王朝の権力構造

序章 インドにおけるムスリム支配の成立
 1 インドにおけるサルタナットの成立
 2 ムスリム諸王朝
 3 デリー-サルタナットの支配体制
 4 農業および土地政策
 5 ムスリム支配の成立とインド社会

第一章 デリー・サルタナット初期におけるスルターンの継承
 1 はじめに
 2 アルバリー・スルターンの継承の個々の場合
  1 クトゥブッディーン・アイバック
  2 アーラーム・シャー、およびシャムスッデーン・イルトゥトゥミシュ
  3 ルクヌッディーン・フィーローズ・シャー、ラズィヤ、ムイズッデーン・バヘラム・シャー、およびアラーウッディーン・マースード・シャー
  4 ナーシルッディーン・マフムード・シャー、ギャースッディーン・バルバン、ムイズッディーン、およびシャムスッディーン
 3 サルタナット初期におけるスル