初期マルクス研究
『経済学=哲学手稿』における疎外論
定価:本体2,000円+税
ISBN:978-4-624-01152-9
ISBN[10桁]:4-624-01152-X
発行日:2000年4月20日
元版年:1968
判型:四六
ページ:192
Cコード:C0010

ヘルバート・マルクーゼ 著
良知力 池田優三 訳
ジャンル : 哲学・思想 >> マルクス・マルクス主義
本書は疎外論の古典として定評があり、マルクスの『経済学・哲学草稿』をいち早く取り上げ、『精神現象学』と対比的に論じた歴史的文献。ヘーゲルとの関係において、初期マルクスの史的唯物論形成の問題、および経済学的労働概念の哲学的基礎を論じる。
経済学=哲学手稿の解釈
序説
一 疎外された労働の概念
二 人間の存在規定
三 自由の実現としての労働
四 歴史の本質と事実状況
五 自己疎外の実践的止揚
六 ヘーゲル現象学の批判
経済学的労働概念の哲学的基礎
序説
一 労働の規定
二 労働の三つの性格
三 労働の継続性
四 労働の恒常性
五 労働の負担性
六 労働の存在論的意味
七 分業
改訳にあたって
初期マルクス研究文献