会社案内 未來社について
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小社は1951年の創業以来、演劇書や民話等の出版を手始めとして、丸山眞男氏、内田義彦氏らの政治学・経済学書を中心とした社会科学系の学術専門書の出版を長く手がけてまいりました。その後は哲学・思想・歴史・文学/芸術批評といった人文科学系の専門書の比重が増してきています。ポイエーシス叢書や「転換期を読む」シリーズの刊行など、時代と知の変容に対応すべく新たな学問体系を捕捉したいと念願し、さまざまな模索をつづけてきました。 また21世紀にはいってからはパソコンとインターネット中心の時代に対応しうる出版事業の新たなる展開にも細心の注意を払いつつ、可能なかぎり出版をつうじて日本文化の発展に寄与しつづけたいと考えています。書籍という出版物の形態は今後もさまざまな試練にさらされるでしょう。しかし専門書とは、人類が新たなる知識や思想や文化をもとめようとするところに生まれるものであり、書物というもっとも便利なパッケージは、巨大な資本が作り出すさまざまな代用品を押しのけて、かならずや生き残りつづけるものと確信しています。 小社は今後とも、こうした信念のもとにすぐれた著者とそれをもとめる読者とともに時代に対処していく所存です。これからも以前にもまして小社の出版活動へのご支持とご理解をお願い申し上げます。 | 2009年7月 未來社代表取締役 西谷能英 |