来たる4月15日(土)午後1時半より(開場は1時)、沖縄県那覇市の沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち3丁目1番1号)の博物館講座室にて、2月下旬に小社より刊行されました仲宗根勇・仲里効編『沖縄思想のラディックス』の刊行記念講演会をおこないます。両編者による講演と対談を予定しております。司会は沖縄タイムス論説委員の長元朝浩氏。
沖縄の政治状況は安倍政権の強権的な動きによっていっそう緊迫の度をましてきております。『沖縄思想のラディックス』はこうした沖縄の政治的・歴史的・文化的な諸問題を思想の根底(ラディックス)を深く掘り返すことから沖縄のいまとこれからを考えていくための核心に迫ろうとして刊行されました。翁長県知事による辺野古新基地建設工事再開容認を受けて、辺野古の工事は暴力的に再開され、県民の怒りは頂点に達しています。こうした事態を法律の専門家である元裁判官の仲宗根勇氏と、沖縄文化の諸問題をひろく分析し論を展開している評論家の仲里効氏の講演と両者の対談によって、展望を切り開くことができると確信しております。
ぜひご参集くださるようお知らせいたします。
入場料は無料です(先着順)が、席に限りがありますことをあらかじめご了承ください。『沖縄思想のラディックス』ほかの関連著書の販売もおこなう予定です。
本書の書評が「沖縄タイムス」4月8日号に(評者:乗松聡子氏)、「琉球新報」4月9日号に(評者:粟国恭子氏)あいついで掲載されました。
なお、本講演会ポスターもできましたので、掲載します。