「すばる」5月号にて作家の石田千氏による木村友祐著『イサの氾濫』の書評が掲載されました。
(「イサの氾濫」と併録の「埋み火」の)「対照的な主人公たちを追いかけ、本を閉じる。つめた息を放つと、三面鏡のまんなかに立たされている。目、そらすな。耳、ふさぐな。腹の底から、戦のさなかのように、怒号が響いてくる。」「聖俗交わる更地に立つ。闘うひと、忘れるひと。そのどちらでもないこのからだは、どこへ行くのか。鏡をのぞきこむ。」
収録2作品を通しての書評は、東北の森羅万象へも想いをはせたひとつの作品のようです。ありがとうございます!
下北沢のB&Bさんで開催予定の温又柔さんと木村友祐さんのトークイベント「ニホンゴを揺さぶれ!~わたしたちの大切な〈訛り〉について~」(『イサの氾濫』刊行記念)は4月16日(土)です。こちらもぜひ!
『イサの氾濫』
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