マーク・マゾワー『暗黒の大陸――ヨーロッパの20世紀』が好調です。このたび「週刊読書人」2月12日号の一面と二面で千葉大学副学長の小沢弘明さんと訳者の中田瑞穂さん、網谷龍介さんの鼎談が掲載されています。小沢さんがこの本を未來社にもちかけてくれた経緯もふまえ、マゾワーについて、主著たる『暗黒の大陸』の意義についてくわしく述べられています。訳者たちからも翻訳のいきさつや苦労話、この本の読みどころや提起された問題の意義等について述べられています。1998年刊行にもかかわらず、マゾワーの提起した論点がすこしも古びていず、いままさに「ヨーロッパ」を知るために最適の本であることが強調されています。
時を同じくして「週刊ダイヤモンド」2月13日号で玉井克哉先生(東京大学先端科学技術研究センター教授)が〈私の「イチオシ収穫本〉としてこの本を取り上げられ、ヨーロッパの歴史をふまえてこれからわれわれがどう生きるかを問う本として紹介していただきました。

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