49 削除コマンドの工夫

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 ファイル操作のなかで標準的な機能として「削除系」コマンドがある。ごく普通の使い方としては、カーソル位置のつぎの文字を削除するには「Delete」キーを、前の文字を削除するには「Backspace」キーを押す。QXエディタの場合は、カーソル上の文字を削除するのが「Delete」キーであるという違いはあるが。またマウスで選択した部分をすべて削除するにもこのどちらかのキーを押す。また行単位で削除するには、前節でも触れたように、その行の欄外をクリックすると行全体が選択されるので、どちらかのキーを押す。なお、LightWayTextの場合は、この欄外クリックで論理行全体(パラグラフ)が選択されてしまうので、一行だけ選択するときには欄外をカーソルでドラッグする。秀丸とQXエディタでは論理行全体を選択するには欄外でダブルクリックする。さらには、カーソル位置でマウスのトリプルクリックをすればその位置にある論理行全体を選択できることもついでに書いておこう。なお秀丸には単独の一行を削除するために「Ctrl+Enter」という便利なキー割り当てがデフォルトで設定されているので覚えておきたい。
 さて、「削除系」コマンドでカーソル位置の前か後ろを全部削除したいというような場合が意外と多いことである。これにたいしてわたしは「カーソルより前を削除」に「F7」キーを、「カーソルより後ろを削除」に「F8」キーを割り当てている。ただしこのコマンドは秀丸にしか実装されていない。頻度のかなり高いコマンドなのでほかのエディタでも取り入れてほしい。
 あとは単語の削除などいくつかのコマンドもあるが、あまり重要とは思えないので、省略する。
(2012/1/21)

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このページは、未来社が2012年1月22日 00:33に書いたブログ記事です。

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