2010年2月アーカイブ

 通常、パソコンのクリップボードはコピーないしカットした単語あるいは文字列をひとつしか記憶できない。つまり新しく単語あるいは文字列をコピーないしカットすると、以前のものは上書きされてしまう。いくつかの記号や単語を不連続に何度も使うような場合、そのつどコピー元を探してコピーし直さなくてはならないようでは、効率は悪いしストレスもたまるだろう。それならそのつど入力してしまったほうが早いぐらいのこともある。
 そうしたクリップボード機能の拡張をしてくれるのがここで取り扱うクリップボード・ユーティリティである。これらはコピーしたりカットした文字列をそのつど上書きせずに一定数クリップボードに記憶しておくツールである。
 秀丸エディタのように独自にクリップボード履歴機能をもっているテキストエディタもあり、最大合計で999KBまでの履歴をもつことができる。「編集」メニュー~「クリップボード履歴」を選択し、必要な単語を選択し「取り出し」ボタンを押すとクリップボードのトップに置かれるようになるので、あとはペーストするだけで済む(*)。この機能を使うには初期設定で「秀丸の常駐」と「クリップボードの履歴を取る」機能をオンにしておく必要がある。ただし、この機能はパソコンを終了してしまうとすべて消去されてしまう。
 その意味で、クリップボード・ユーティリティには保存(登録)機能があるものが望ましい。Windows系にはいろいろあるが、圧倒的に使い勝手がいいのは寺尾進氏作のフリーウェアToClip for Windows(入手先はhttp://www5f.biglobe.ne.jp/~t-susumu/)である(**)。このユーティリティが便利なのは、クリップボード履歴としては50個までだがデータ保存ができるのと、重要なデータは「テキスト編集」画面でデータを選択し、「編集」メニューから「登録テキストへ追加」を選ぶことによって履歴データから別枠で100個まで保存することができることである。これらはパソコンを終了させても再起動時に読み込ませることができるので、いつでも使うことができる。使い方としては、モニタの[スタート]ボタン以外の3つの隅にマウスをあてるか、ショートカットキー(通常はAlt+Qキー)でクリップボード履歴か登録データ一覧をポップアップさせ、必要なデータを選択するだけで画面のカーソル位置に貼付することができる。(なお、このためにはタスクトレイのToClipのアイコンを右クリックし、「貼り付けモード」がオンになっている必要がある。)決まり文句や編集用の各種記号(わたしの場合は編集用タグ)などを登録しておけば、面倒な記号類をわざわざ入力することもないし、うっかりした入力ミスも免れることができる。不要になったデータは「テキスト編集」画面で削除すればよい。
 もうひとつ紹介しておきたいのが、簡単で軽快なQTClip(フリーウェア)である。これは新井健二氏作の傑作QXエディタ(シェアウェア)の付属品として単体でも使えるユーティリティ(入手先はhttp://www2k.biglobe.ne.jp/~araken/qtclip.htm/)である。これはToClip for Windowsに比べると使い勝手がやや落ちるが、ToClip for Windowsがまれに起動時の読み込みに失敗する不具合があってせっかくのデータをクリアしてしまうことがあったりするので、そのときのバックアップとして使っている。タスクトレイのアイコンをクリックすると開かれるQTClipの画面は上下2つに分かれていて、コピーしたりカットしたりすると下のクリップボード履歴欄に上から保存され、そのいちばん上にあるものが即利用可能なデータとなる。2番目以下にあるデータはダブルクリックすることで最上位になり、そのままペーストなどで使えるようになる。またこの履歴欄のなかから特定のデータを選択して上の欄にドラッグ&ドロップすると登録される。これはハードディスクに記憶され、ToClip for Windowsと同じように、パソコンを終了させても再起動時に読み込み直されるので、いつでも使えるようになるのである。
 これらのクリップボード登録データを再起動時に読み込ませるには、「11 『スタートアップメニュー』で最小限の起動をしておく」で記述したように、これらのクリップボード・ユーティリティのショートカットを「スタートアップ」フォルダに入れておく必要がある。
 これらのクリップボード・ユーティリティは同じ単語や文字列をよく使う原稿執筆や編集作業にきわめて簡単で有効なツールである。ATOKの単語登録とあわせて使いこなせれば原稿入力や編集作業のスピードアップに役立つだろう。しかしこのクリップボード・ユーティリティはとりわけ編集処理をするうえで役に立つもので、編集者には必携のツールであることは認識しておいてほしい。いちど使い込んだら二度と手放せないきわめて便利なツールなのである。

[ToClip for Windowsの設定の詳細]
[オプション設定](タスクトレイのアイコンを右クリックして「オプション」を選択)
★[履歴]タブ
 「履歴機能を使用する」:オン
 「起動時に履歴をクリア」:オフ
 「履歴に残す件数」:最大の50に設定(推奨)
 「メニューに表示する件数」:最大の50に設定(推奨)
 「メニュータイトル文字数」:40に設定
 「タイムラグ」:1ミリ秒を選択(推奨)
 「表示順序」:昇順(推奨)
 「表示位置」:常に後尾(推奨)
 「折り返し表示する」:オン
 「折り返す件数」:10(推奨)
 「重複データを削除する」:オン
 「クリップボードへ送った履歴を先頭へ移動」:オン
 「MS-WORDのデータは履歴に残さない」:オン
 「MS-Excelのデータは履歴に残さない」:オフ(オンも可)
★[ポップアップメニュー]タブ
 「ホットキー:左クリックポップアップ」:Alt+Q(推奨)
 「ホットキー:右クリックポップアップ」:なし
 「左メニュー表示位置」ラジオボックス:キャレット上
 「貼り付け時キャレットを元の位置へ戻す」:オン
 「履歴をメインに、登録テキストをサブで表示する」:オフ(オンも可)
★[オートポップアップ]タブ
 「左メニューをオートポップアップする」:オン
 「対象ウィンドウ最大化時、左右上隅はポップアップしない:オン
 「ポップアップする位置」:左上隅、右上隅、右下隅をオン(スタートメニューの位置以外が可)
★[その他]タブ
 「タスクトレイのアイコンを左クリックした時の動作」:テキスト編集画面を開く
 「テキスト編集画面を開く」:Alt+1

(*)「その他」メニュー~「動作環境」設定の「ウィンドウ」~「ツールバー」の「ツールバー詳細」ボタンで「クリップボード履歴」ボタンをツールバーに割り付けるとこの操作がワンタッチでできる。
(**)寺尾進氏にはHTMLタグのためのクリップボード・ユーティリティとしてToClip Hyperというツールもあり、多機能である。

 これまでの記述は、Windowsの使い勝手をよくするためのさまざまなツールやWindows自体の機能を紹介することにあった。これ以外にもまだいろいろあるにちがいないが、わたしがここで主として目的にしているのは、著者や編集者がパソコンを使って仕事をするうえで必要と思われ、知らないでいると損をすると思われるものをわたしの経験に即して記述してきただけである。一部には外部から導入しなければならないユーティリティもあったが、これらはいずれにしてもパソコンを使って仕事をするうえではもっとも基本的なものであるから、早めの導入をお奨めした次第である。
 さてここからは、執筆や編集のうえで基本的なツールを紹介し、その使い方を具体的に記しておこう。「7 インストールしておきたいユーティリティ類」ですでに述べたように、いくつかのユーティリティ類の導入について説明する。
 その第一は、バックアップ・ソフトである。Windowsにもシステムツールとしてバックアップ機能はあるが、ここではもっと使いやすいツールとしてDiskMirroringToolを紹介しておきたい。これはフリーソフトで以下のサイトで簡単に入手できる。(http://www5.wisnet.ne.jp/~mercury/download/dmt122.exe
 バックアップ・ユーティリティとはある意味では単純なソフトで、基本的にファイルのタイムスタンプをチェックして古いデータを新しいデータに置き換える(これを「同期」と呼ぶ)だけのことだが、こうしたちょっとした作業が、不測の事故から重要な文書を保護することにつながるので馬鹿にしてはいけない。備えあれば憂いなし。この安心感が非常に重要なのである。
 このツールは具体的に何をするかというと、本体のデータフォルダの内容をバックアップ用デバイス(外付けハードディスクとかUSBメモリスティックとか)に同じフォルダ構造をもつデータフォルダと同期させ、コピー、更新、削除をおこなうものである。すでに「12 ファイルの保存と管理の方法」で述べたように、たとえばわたしは「Documents」という文書フォルダを作成し、すべての自己作成ファイルないし必要なファイルを階層化してまとめてあるが、バックアップ用の外付けハードディスクにも「DocumentsBackup」というまったく同じ内容のフォルダを作成し、これを自宅と仕事場のそれぞれのパソコンと同期させている。すなわち、家で仕事をしたあと、このDiskMirroringToolを使って、外付けハードディスクの「DocumentsBackup」にバックアップし、それを仕事場に持っていって今度はこの外付けハードディスクから仕事場のパソコンの「Documents」フォルダに同期させてバックアップする。これによってこの瞬間に家と仕事場と外付けハードディスクの内容はすべて一致していることになり、今度は仕事場で新しく作成したり更新したデータを帰るときに外付けハードディスクに同期させて家に持ち帰る。この繰り返しである。うっかりこの作業を忘れると、途中が抜けてしまい困ったことにならないとは限らないが、そのための方策もないわけではない。(*)
 DiskMirroringToolは、バックアップ元フォルダとバックアップ先のフォルダを比べて、バックアップ先にないファイルやフォルダは新たに「作成」し、同じファイルでも古いものを見つければ「更新」する、バックアップ先に残っているがバックアップ元からは削除してしまったファイルやフォルダがあれば、確認のうえ「削除」する、という作業(これをとくに「ミラーリング」と呼ぶ)をするものである。作業ファイルを設定してログを残すこともできる便利なソフトである。
 以下にDiskMirroringToolの設定のしかたの詳細を示しておこう。
 まず、DiskMirroringToolを起動すると、バックアップないし同期させるフォルダ指定のダイアログが出てくる。ここで最初に「プロジェクト」欄で作業内容の名前を決める。「デフォルト」と表示されている文字の横の「名称変更」ボタンをクリックし、たとえばここでやろうとすることが本体の文書フォルダのバックアップだとすれば「文書BackUp」とする。
 つぎに「フォルダ設定」メニューから「追加」を選択(その下のツールバーの「追加」アイコンをクリックだけでもいい)し、「一般」タブの「名称」にたとえば「本体→外付HD」とでも表示する。ここは端的にわかりやすく記述しておくだけでいい。
 こうしておいて「マスター側」と「バックアップ側」にそれぞれのフォルダを指定する。設定欄の右側にある「...」ボタンをクリックしてフォルダを指定する。外部メディアを使っている場合には「バックアップ開始時にボリュームラベルをチェックする」をオンにしておく。「自動バックアップの対象にする」はオフでいい。
 つぎに「動作設定」タブでは「サブディレクトリを含めてバックアップする」をオンにする。階層化されているフォルダをまるごとバックアップするにはこのチェックは必須だ。逆に「バックアップ側のファイルが新しい場合も上書き」はオフにしておいたほうが無難だ。バックアップ側のファイルが新しいこともありうるが、それは逆方向のバックアップ設定をした作業ファイル(たとえば「外付けHD→本体」)を別途に走らせるほうが安全だろう。もっともひとによってはこの機能をオンにすることにより、相方向に同時バックアップするほうを好むかもしれない。その場合はオンでいい。「マスター側に無いファイルはバックアップ側から削除」はオンにしよう。これがミラーリングの実質的作業なのである。つまりマスター側で削除したファイルやフォルダをバックアップ側に反映させるのである。そのさいに「[バックアップ]⇒[ミラーリング]の順で行う」をその下のプルダウンメニューで選択しておくほうがいい。まずバックアップ、それから削除処理をおこなうというわけである。容量がすくないときはこの逆を選択することも可能である。
「ターゲット指定」タブでは「ディレクトリ指定」「ファイル指定」は特別に何も指定しなくていい。処理したりしたくないファイルやフォルダがあればここで指定する必要があるが、フォルダ全部を同期させるのが本来の目的だから、あまり必要はないはずである。「バックアップ対象ファイルの日付指定」は「全てのファイル」を選択しておこう。
「ログファイル」タブでは「専用でログファイルを指定する」をオンにし、「ファイル名」をたとえば「C:Program Files:文書BackUp.LOG」とする。これはあとでエディタで開いて確認したり、出力することもできるようにするためである。「バックアップ毎にログをクリア」をオンにしておくと、最新の作業ログだけを残すことができる。作業ログを一定期間残しておきたい場合にはオフにしておく。いくつものマシンでファイルをやりとりしているようなひとにとってはありがたい機能である。なお、このログファイルを開けるようにするためには、「.LOG」ファイルの関連づけをしておかなければならない。その設定方法は以下のようにする。「フォルダオプション」コントロールパネルを開き、「ファイルの種類」タブから「LOG」を探しだし、「変更」ボタンを押すと開く「ファイルを開くプログラムの選択」ダイアログからたとえば秀丸を選択すればよい。
 こうしてプロジェクトとフォルダ設定を作ったら、それらのどれかをプルダウンメニューと「名称」のクリックで選択して「フォルダ設定」メニューから「設定編集」で修正したり、「複製」で別の設定のためのファイルを作ることができる。こうしていくつものプロジェクトとフォルダ設定を作ることができる。
 これらを実行するには、それらのひとつの作業ファイルを選択し、「バックアップ」メニューから「WinDIFFを起動」をまず選択する。これはマスター側フォルダとバックアップ側フォルダの差分だけを取り出す機能をもつ。そのあとでやはり「バックアップ」メニューから「テスト」ボタンを選択する(ツールバーの「テスト」アイコンをクリックしてもよい)。すると差分ファイルやフォルダの名前と日付・時間の一覧が表示される。ファイル名の左側に「作成」「更新」「削除」と表示されるのでどういう処理がおこなわれるのか確認できるのである。ファイル処理に問題がないことを確認して「バックアップ」メニューから「更新」をクリックする(たんにツールバーの「更新」ボタンをクリックするだけでもよい)とファイル処理がおこなわれる。なお、いきなり「更新」作業をせずにかならず「テスト」作業をしてから使用することをお奨めする。うっかり削除してはいけないファイルを削除してしまわないようにすることもあるからである。
 以下にこの設定を一覧のかたちでまとめておく。

[DiskMirroringToolの「フォルダ設定」]
★「一般」タブ
 「名称」:(たとえば)本体→外付HD
 「マスター側」:C:Documents(わたしの場合はCドライブでなくDドライブ)
 「バックアップ側」:F:DocumentsBackUp(ドライブ名はそれぞれでちがうので注意)
・「ボリュームラベルのチェック」
  「バックアップ開始時にボリュームラベルをチェックする」:オン
  「一致しない場合はこのフォルダ設定をスキップ」:オフ
 「自動バックアップの対象にする」:オフ
★「動作設定」タブ
・「バックアップ」
  「サブディレクトリを含めてバックアップする」:オン
  「バックアップ側のファイルが新しい場合も上書き」:オフ
  「バックアップ側に日付のディレクトリを作成する」:オフ
・「ミラーリング」
  「マスター側に無いファイルはバックアップ側から削除」:オン [バックアップ]⇒[ミラーリング]の順で行う
  「ファイルを削除するときは確認ダイアログを表示」:オフ
 「タイムスタンプの誤差対策を行う」:オフ
 「エラーが出たファイルは無視する」:オフ
 「ファイル名のチェックを行う(不正なファイルは無視)」:オフ
★「ターゲット指定」タブ
 「ディレクトリ指定」「ファイル指定」:何も指定しない
 「バックアップ対象ファイルの日付指定」:全てのファイル
★「ログファイル」タブ
 「専用でログファイルを指定する」:オン
  「ファイル名」:C:Program Files:文書BackUp.LOG
 「バックアップ毎にログをクリア」:オフ(オンも可)
★「スケジュール」タブ
 「自動実行で実行された場合の動作設定」:毎回実行する

(*)わたしの場合は、ファイルに変更をくわえたり、新しくファイルを作成したりしたときには、USBメモリスティックのたとえば「仕事場→自宅」フォルダに手動でファイルをコピーしておくようにする。うっかりバックアップを忘れたときにこれが最小限生きるからである。これをしてみるとDiskMirroringToolの「テスト」で作られる一覧と比べることによって、ちょっとした修正ファイルの差分など覚えていられないことを痛感させられる。一括処理でバックアップすることの重要さがこれでもわかるのである。

 すでに「10 [スタート]メニューはすべての引出し」で述べたように、しょっちゅう使っているアプリケーションやファイルのショートカットは階層化して[スタート]メニューに入れてしまえば、デスクトップには必要最小限のものを置いておくだけでよい。デスクトップを広く使うためにも、余分なものは置かないほうがいいのである。もっとも初心者はファイルの保存・管理のしかたを知らなかったりするためにデスクトップにファイルを撒き散らしているのかもしれないが、前項「12 ファイルの保存と管理の方法」でわかりやすく触れておいたように、できるだけ本来のファイルは階層化してフォルダに整理しておくようにしたい。
 そこでデスクトップに置いておくべきものは何かということになる。基本的には、デスクトップは一時的なファイル保存にもちいる以外には、ファイルをドラッグ&ドロップして保存するためのフォルダのショートカットか、圧縮・解凍ソフトのようにファイルをドラッグ&ドロップして圧縮したり解凍するためのツールのショートカットを置いておくだけでよい、というのがわたしの考えである。必要でないものは「マイコンピュータ」や「マイドキュメント」のようにデフォルトで設定されているものでさえも削除してかまわない。
 わたしの場合は、すでに書いてきたように、エクスプローラでフォルダを開くように標準設定しているので、フォルダをクリック(ふつうはダブルクリック)すればそのフォルダを起点にすべてのフォルダが見えるようにしている。しかし通常は「マイコンピュータ」が起点になってしまうので、より日常的に用いるフォルダのショートカットをデスクトップに置いておくと、それをクリックするだけでそのフォルダを起点としてそれより同等かそれより上位のすべてのフォルダ構造が見られるようにできる。わたしは「diary」フォルダのショートカットをデスクトップに置いているので、ファイルの取り出しや保存が容易である。また、Internetでプログラムファイルのダウンロードをしたり、CD-ROMからその種のファイルを取り出し保存するために「Program Files」フォルダのショートカットも置いておきたい。この「Program Files」フォルダはCドライブの直下にあるものだが、通常はインストール用のプログラムファイルなどはこの「Program Files」フォルダに保存してからインストール作業などをするべきなので、とにかくその手のファイルはドラッグ&ドロップでこのフォルダのショートカットに入れてしまえば簡単である。
 ほかによく使うファイル類なども通常はフォルダ構造のかなり下位の階層にあるフォルダに置かれていることが多いので、ひとによってはこれらのフォルダのショートカットをデスクトップに置いておくととても便利である。わたしの場合で言えば、秀丸エディタのマクロ用フォルダのショートカットをデスクトップに置いている。これなどはCドライブ~「Program Files」フォルダ~「Hidemaru」フォルダの下にあるので、いちいち呼び出すのが大変である。こうしたショートカットをデスクトップに置いておくと、そのショートカットをクリックするだけでそこまでの階層が一発で開けるのである。
 あとは、圧縮ファイルをドラッグ&ドロップで解凍できるように、あるいはファイルやファイルグループを圧縮するのに、圧縮・解凍用ツールのショートカットをデスクトップに置いておくのが便利である。たとえば「Lhaca」というフリーソフトは非常に軽いうえにたいていの圧縮ファイルを解凍することができるので、とにかくここにドラッグ&ドロップすれば簡単にことがすむ。(ダウンロード先はhttp://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se166893.html

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