ファイル編集手順マニュアルの1の「(3)特殊表記のチェック」の(v)時計数字を修正する[手順7]

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 前項の1―(3)―(iv)丸付き数字を修正するでも述べたことと同じように、時計数字をむやみに使いたがるひとがいる。これも機種依存文字種の代表的なもので、Macintoshのエディタでは文字化けしてしまう。これらは1を示す「I」、5を示す「V」、10を示す「X」、50を示す「L」、100を示す「C」とそれらの半角文字を合成したものから成り立っている。日本語の縦組みを念頭にテキスト処理をするには、これらの基本数字は時計数字として割り当てられたコードを使わずに、全角のアルファベットに置き換えて使うほうがいい。これら以外の端数は横幅が長くなるので半角のアルファベットを使って組み合わせるが、そのままでは縦組みのなかで横倒しになってしまうので、これを縦にするというタグ付けが必要である。わたしはこれらの端数を【】ではさむことにしている。こうしておけば、印刷所との約束でこれを縦組み表示に組み替えてもらうことができる。そのさい【】が脱落させられるのはもちろんである。
 このテキスト処理を秀丸マクロで一括処理するようにしたのが、わたしの「時計数字の修正マクロ.mac」である。このマクロファイルは、前項同様、未來社ホームページの「アーカイヴ」の「秀丸マクロ集」ページ(http://www.miraisha.co.jp/mirai/archive/HIDEMARUmacro.html)で確認することができる(ダウンロードも可)ので参照をお奨めする。

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このページは、未来社が2013年5月20日 23:23に書いたブログ記事です。

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