日本語にはルビ(ふりがな)のほかに傍点(圏点)という独特の表記がある。通常は「、」が文字それぞれの横に振られるのだが、これもルビの一種とみなしてよい。Wordでは当然のように親文字ごと消失するのは前項で述べたとおりなので、ここでも前項と同じようにWord上でデータ処理するか、印刷してからテキスト保存したうえで再入力するしかない。テキストファイルでのタグ指定としては、わたしは
_¨傍点を付ける文字列¨_
というタグを使っている。
この傍点にも古い表記では「、」の代わりに小さい白丸、黒丸、二重丸、三角印などを付けたものがある。こういう場合には傍点タグのヴァリエーションとして、たとえば
_¨●傍点を付ける文字列●¨_
などといったタグ指定をすればいいだろう。
また傍点の代わりにまれに傍線などという場合もある。これなどは
<傍線>傍線を引く文字列</傍線>
でいいだろう。言うまでもないが、これらはHTMLタグの原則を応用したものであり、< >に挟むことによって開始点と終始点(半角スラッシュを付ける)を表わしているのである。
さらには、ゴチック指定もあり、これなどはいわゆるGタグすなわち、
<G>ゴチックにする文字列</G>
というタグ指定でいい。
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